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ジェルジュ・クルターグ 100歳の肖像2026年11月4日 19時開演(開場30分前)
東京オペラシティ・リサイタルホール
ジェルジュ・クルターグ。ジェルジュ・リゲティと同世代で、ハンガリーの戦後音楽を牽引してきた作曲家である。
クルターグは本年の2月に100歳の誕生日を迎えた。その高齢にも関わらず、現在二作目となるオペラを作曲中という(クルターグの最初のオペラも、92歳時!に完成/初演された)。
驚異的な創作活動という他ない。だが、クルターグについては、西側に亡命したリゲティと異なりハンガリー国内に留まったため、日本では未だ広く認知されておらず、代表曲すらろくに演奏されていない。しかしながら、西欧クラシック音楽の深い理解に根差し、かつ退嬰に陥らない優れた作品群を、現代の日本で紹介することには、大きな意義があるだろう。
つまり、クルターグとは偉大な伝統主義者である。その優れたメチエに基づく数多の作品を作曲するのみならず、他ならぬそのメチエにより、アンドラーシュ・シフ、ゾルターン・コチシュといったピアニストを育てた名伯楽でもある。
ところで、そんなクルターグを、伝統的な語法とは距離のある作曲家たちを取り上げてきたCIRCUITが紹介することを、奇異に思われる向きもあるだろう。だが、われわれは切るべきカードを適切なタイミングで切ろうとしているに過ぎない。そう、日本の音楽界(とりわけ作曲界)は、伝統の底力というものに少し殴られた方がいいと思うのだ。
演奏者には、岩瀬龍太、川村恵里佳、山田岳のCIRCUITのメンバーに加え、ハンガリーの伝統楽器であるツィンバロンの現代奏法の第一人者である生頼まゆみ、クルターグの作風を考慮して抜擢したクラシック歌曲で活躍する松原みなみをはじめ、内山貴博、村田厚生、迫田圭、山本昌史と、日本の現代音楽界のトップランナーを揃えた。期待して来場されたい。
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演奏曲:全てクルターグ作曲作品(邦題は仮のものです)。
8つのデュオ(1961 : ヴァイオリンとツィンバロン)
Huit duos op.4 (1961: violin and cimbalom)
vn:迫田圭、cimb : 生頼まゆみ
3つの小品(1996 : クラリネット、ツィンバロン)
もう3つの小品(1996 : クラリネット、ツィンバロン)
Tre Pezzi op. 38 (1996: clarinet and cimbalom)
Tre altri pezzi op,38a(1996: clarinet and cimbalom)
cl : 岩瀬龍太、cimb : 生頼まゆみ
ちょっとした窮地(1978 : ピッコロ、トロンボーン、ギター)
A Kis Csava op.15a (1978: piccolo, trombone, and guitar)
picc : 内山貴博、tb : 村田厚生、guit : 山田岳
R.シューマンへのオマージュ(1990: クラリネット、ヴィオラ、ピアノ)
Hommage à R. Sch. op.15d (1990: clarinet, viola, and piano)
cl : 岩瀬龍太、va : 迫田圭、pf : 川村恵里佳
3つの古い碑文(1986-87 : ソプラノ、ピアノ)
Három régi felirat op.25 (1986-87: soprano and piano)
sop : 松原みなみ、pf : 川村恵里佳
バガテル(1981 : フルート、コントラバス、ピアノ)
Bagatelles op.14d (1981: flute, double-bass, and piano)
fl : 内山貴博、cb : 山本昌史、pf : 川村恵里佳
小説の情景(1979-82: ソプラノ、ヴァイオリン、コントラバス、ツィンバロン)
Stsenï iz romana op.19 (1979-82: soprano, violin, double-bass, and cimbalom)
sop : 松原みなみ、vn: 迫田圭、cb : 山本昌史、cimb : 生頼まゆみ
演奏者:
松原みなみ MATSUBARA Minami : Soprano
内山貴博 UCHIYAMA Takahiro : Flute/Piccolo
岩瀬龍太 IWASE Ryuta : Clarinet
村田厚生 MURATA Kosei : Trombone
迫田圭 SAKOTA Kei : Violin/Viola
山本昌史 YAMAMOTO Masashi : Double-bass
生頼まゆみ ORAI Mayumi : Cimbalom
山田岳 YAMADA Gaku : Guitar
川村恵里佳 KAWAMURA Erika : Piano
チケット販売 2026年7月4日発売開始
チケット料金(全席自由):前売り一般:4000円、前売り学生:2500円、当日:4500円
チケットお取り扱い
【東京オペラシティチケットセンター】
03-5353-9999(月曜定休)
【カンフェティチケットセンター】
http://confetti-web.com/@/kurtag100
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お問い合せ
[email protected]
080-5496-6854(石塚)
[主催] CIRCUIT
[助成]
アーツカウンシル東京 [東京芸術文化創造発信助成(単年助成)] 芸術創造活動
公益財団法人 野村財団
公益財団法人 花王芸術・科学財団
公益財団法人 朝日新聞文化財団
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出演者プロフィール:
松原みなみ(まつばらみなみ):ソプラノ
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学大学院博士後期課程(独唱)修了。博士(音楽)。ウィーン国立音楽大学オペラ科を審査員満場一致の首席(最優秀)で修了。第91回日本音楽コンクール声楽部門(歌曲)第1位、ならびに木下賞、畑中賞、E.ナカミチ賞受賞。歌曲、オペラ、宗教曲やオーケストラ作品のソリストとして幅広く活動する一方、現代作品の演奏にも積極的に取り組む。「近藤譲 室内楽作品による個展」では《テニスンが詠った歌三篇》を日本初演。2024年「湯浅譲二 95歳の肖像」の演奏の模様がNHK-FMで放送された。また、《アトランティス・コード》モエコ&グラツィエッラ役、《出雲阿国》題名役など、新作オペラにも出演。東京藝術大学教育研究助手、東京都立総合芸術高等学校音楽科・文教大学各非常勤講師。
内山貴博(うちやまたかひろ):フルート
東京藝術大学附属音楽高等学校を卒業後、東京藝術大学音楽学部に入学。その後渡仏。パリ地方音楽院、エコール・ノルマル音楽院を経て、パリ国立高等音楽院第一課程を卒業後、同音楽院第二課程(修士課程)を修了。第30回ヤナーチェク国際音楽コンクール、第32回日本フルートコンヴェンションコンクールなどの国内外のコンクールで成績を残している。フリーランスとして、国内のオーケストラへの客演、サントリーサマーフェスティバルなどの現代音楽の公演に度々出演をしている。また自主公演の企画を年に数回行っている。作曲家の佐原洸主宰spac-eメンバー。現代音楽集団アンサンブル・リカレンス代表。現在、MFLC講師。
岩瀬龍太 (いわせりゅうた):クラリネット
桐朋学園大学卒業、ベルギーのアントワープ王立音楽院とモンス王立音楽院に学ぶ。ウィーンにて現代音楽アンサンブル・プラティプスのクラリネット奏者を10年間務め、帰国後も現代音楽を中心に活発に活動する。これまでに、ソリストとして東京フィルハーモニー交響楽団などと共演するほか、ウィーンモデルン現代音楽祭、ISCM World NewMusicDays 2013, Musica Polonica Nova 現代音楽祭(ポーランド)、東京・春・音楽祭などの音楽祭に出演。第11回ピエトロ・アルジェント国際室内楽コンクール(イタリア)第1位をはじめ、数々のコンクールに入賞。現在はPhidias Trioのクラリネット奏者としても活動している。
ryutaiwase.com
村田厚生(むらたこうせい):トロンボーン
桐朋学園大学音楽学部卒業。ドイツ学術交流会(DAAD)給費留学生としてベルリン芸術大学卒業。ソリストとしてサントリー音楽財団サマーフェスティバル、ISCM2001横浜大会、アジア音楽祭、ソウルPANミュージックフェスティバル、香港Musicaramaフェスティバル、文化庁舞台芸術国際フェスティバルなど主要な現代音楽祭に出演。ユニット「コンテンポラリー・デュオ 村田厚生&中村和枝」としてスイス・ドイツ5都市でのリサイタルを行う。モーションセンサーを使用した音響ライブ、グロボカール作品をテーマにしたシリーズリサイタルを展開中。桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。
www.sonata.jp
生頼まゆみ(おうらいまゆみ):ツィンバロン
西欧で唯一のツィンバロン科がある、フランス国立ストラスブール地方音楽院を終了。ヴェネツィア・ビエンナーレ音楽祭2013にて、パドヴァ・ヴェネト管弦楽団とアレッサンドロ・ソルビアーティのツィンバロンコンチェルトで共演。東京都交響楽団ジョン・アダムズ「シェヘラザード.2」日本初演時の準ソリストを務めたほか、国立ローマ・サンタ・チェチリア管弦楽団、SWRバーデンバーデン・フライブルグ交響楽団、ゲッティンゲン交響楽団、フランス国立ラインオペラ、スロヴェニア管弦楽団、NHK交響楽団、広島交響楽団等に客演。また室内楽奏者として、アンサンブル・アクロッシュノート、アンサンブル・リネア等で欧州各国の現代音楽祭に出演。その他ソロでのリサイタルのほか、打楽器奏者としても演奏活動、後進の指導を行っている。
川村恵里佳(かわむらえりか):ピアノ
東京音楽大学器楽専攻(ピアノ演奏家コース)卒業、同大学院修士課程器楽専攻鍵盤楽器研究領域(伴奏)を首席で修了。第11回現代音楽演奏コンクール"競楽XI"にて、審査委員特別奨励賞を受賞。現代音楽の演奏に積極的に取り組み、ウィーンモデルン音楽祭(オーストリア)、ハニャン現代音楽祭(韓国)をはじめ数々のプロジェクトに参加するほか、NHK-FM「現代の音楽」にて演奏が放送される。新作の初演もこれまでに数多く行っている。ソロのみでなく、室内楽にも力を入れ、Phidias Trio(フィディアス・トリオ)のピアニストとしても活発な活動を続けている。東京音楽大学非常勤講師。https://erikakawamura.com/
山田岳(やまだがく):ギター
中学生のときジミ・ヘンドリクスに憧れエレキギターを始める。その後ブルースやヘヴィメタル、プログレ、クラシック、古楽、実験音楽、ノイズなどに傾倒。近年の活動領域はギターほか声や自作楽器を用いたパフォーマンス、演劇、ダンス、インスタレーション制作など多岐にわたる。第20回朝日現代音楽賞、第75回文化庁芸術祭優秀賞(レコード部門)、第76回文化庁芸術祭大賞(音楽部門)、第21回サントリー芸術財団佐治敬三賞を受賞。レコード・レーベル「blue tree」主宰。
www.gakuyamada.com
迫田圭(さこたけい):ヴァイオリン/ヴィオラ
京音楽大学卒業。東京音楽大学大学院に給付奨学金を得て入学、修了。東京音楽大学コンクール入選。第28回市川市新人演奏家コンクール弦楽器部門最優秀賞。プロジェクトQ第10章に参加。2018年に出演した第3回伊左治直個展~南蛮劇場~が第18回佐治敬三賞を受賞。若手作家の新作初演にも数多く携わっており、サントリーサマーフェスティバル内の芥川作曲賞選考演奏会ではソリストを務める等、精力的に活動している。現在おーけすとら・ぴとれ座にてコンサートマスターを務めている他、オーケストラ・トリプティーク、アンサンブル・リカレンス、green room playersにヴァイオリン・ヴィオラ奏者として在籍している。町田・大熊バイオリン教室、WE LOVE MUSICにて講師を務める。
山本昌史(やまもとまさし):コントラバス
現代作品と即興演奏を軸に、国内外で精力的に活動。主催ソロ公演でサントリー芸術財団 第24回佐治敬三賞、ダルムシュタット夏季現代音楽講習会クラニッヒシュタイン特別賞、さらに国際コントラバス奏者協会(ISB)主催作曲コンクール「コントラバス&エレクトロニクス部門」にて、日本人初となるグランプリを受賞。3ヶ月間で12の新作・新稿を初演するプロジェクト『12 Premieres』や、ワルシャワ・AżTak現代音楽祭でのソロ作品初演、ベルリン公演等、国内外の先鋭的な作曲家による新作初演を多数手がける。東京オペラシティでの公演はNHK-FM「現代の音楽」で2週にわたり特集された。独奏コントラバス専門レーベルより、2枚のアルバムをリリース。東京藝術大学音楽学部別科修了。オーケストラ・トリプティーク首席奏者。
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Event venue
東京オペラシティ リサイタルホール, 東京都新宿区西新宿3丁目20−2,Shinjuku, Japan
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