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平野一郎「二十四氣」CDリリース記念公演 ~弦楽四重奏で巡る一年~日本列島(ヤポネシア)の一年の巡りがぴったり一時間の中に凝縮された、未曾有の弦楽四重奏曲=平野一郎《二十四氣》。
生きとし生けるもの、そして森羅万象のめくるめく移ろいを、四人のスーパープレイヤーが奏でる。
【演奏】
ヴァイオリン:石上真由子
ヴァイオリン:對馬佳祐
ヴィオラ:安達真理
チェロ:西谷牧人
【演奏曲目】
平野一郎作曲:
二十四氣
NIJÛSHI-KI (THE 24 SOLAR TERMS)
(2019)
東京公演
日時:2025年1月8日(水)
18:30開場 19:00開演
場所:東京文化会館小ホール
〒110-8716東京都台東区上野公園5-45
TEL03-3828-2111
(全席自由・税込) 一般4000円(当日+500円)
学生2000円(当日+500円)
東京公演:チケットぴあhttps://t.pia.jp/(Pコード279-512)
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650(オペレーター対応)
営業時間 電話 10:00~18:00 窓口 10:00~19:00(休館日を除く)
Web http://www.t-bunka.jp
お問い合わせ:ArTRANDOM [email protected]
090-6679-0308
主催:ArTRANDOM
企画:〈Code=“Shanti”〉
協賛:ワオンレコード
【出演者略歴】
平野一郎(作曲家)
丹後國宮津生。京都市立芸術大学卒業・同大学院修了。在学中より各地の祭礼と音楽を巡る踏査を始動。2001年より作曲活動を本格開始、京都を拠点に日本の風土や伝承に根差した創作を展開。響きや調べ、声と言葉の根源を探ね、失われた身体性・全人性を呼び覚ます音楽世界を志す。日本交響楽振興財団作曲賞最上位・日本財団特別奨励賞、青山音楽賞、京都市芸術新人賞、現音富樫賞、藤堂音楽褒賞、京都府文化賞奨励賞等受賞。ISCM世界音楽の日々2008入選・参加。11年モノオペラ〈邪宗門〉初演。四季の四部作(吉川真澄)鬼の学校(舘野泉)綺多羅(大萩康司)ピアノ・ソナタ〈光人彷徨〉(イリーナ・メジューエワ)龍ノ経(IMAGINARC)鱗宮交響曲(芦屋交響楽団)八幡大縁起(やわた市民音楽祭)胡絃乱聲(国立劇場)とこよのはる(森の会)貘印✴︎宝船(日本音楽集団)等委嘱作品多数。17年より出雲芸術アカデミー・コンポーザーインレジデンスとして「連作交響神樂」(全9部作/管弦楽+声楽)進行中。19年NHK-BS8K《落慶~奈良・興福寺~》音楽制作。21年春故郷・宮津での個展『海の聲〜ほろびても滅びえぬもの〜』開催。22年多和田葉子書き下し台本によるオペラ〈あの町は今日もお祭り〉(全5幕/国立市)初演。23年春・京都での個展『異界現想』(京都コンサートホール)、夏・東京個展『そらのおと うみのいろ』(ヤマハホール)開催。現在は東京にも新拠点を構え活動の領域を更に広げ深めている。「平野一郎は現代日本で私が最も高く評価する作曲家のひとり」(ピアニスト/舘野泉)「作曲家の平野一郎さんも物語の旅人である。彼は、物語、伝説、神話そのものから、それを求める旅の情景までを音で紡ぎだす。」(探検家/髙橋大輔)「平野の作品は、現実と幻想、現代と太古を融け合わせ、忘れられた伝説や異界の音風景を今に蘇らせつつ、多彩な音楽世界を拓いている。」(建築家/マヌエラ・アントニウ)。
石上真由子
日本音楽コンクール等、国内外で優勝・受賞多数。題名のない音楽会、NHKクラシック音楽館等メディア出演多数。 東響、東京都響、読響、日本フィル、京響、仙台フィル、大響、大阪フィル、関西フィル、ブラショフ国立響など、内外で多数のオーケストラと共演。長岡京室内アンサンブル、アンサンブル九条山メンバー。Ensemble Amoibe 主宰。 Music Dialogue、CHANEL 室内楽、おんかつアーティスト。京都市芸術新人賞、音楽クリティック・クラブ賞、大阪文化祭賞、青山音楽賞、藤堂音楽賞受賞。
日本コロムビアより「ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ」、「ブラームス:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第 1 番」好評発売中。
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對馬佳祐
東京芸術大学を経てパリ国立高等音楽院ヴァイオリン科を首席で卒業。同音楽院修士課程室内楽科修了。 江藤俊哉ヴァイオリンコンクール第1位。フランス・バッハ国際音楽コンクール第1位。リヨン国際室内楽コンクール・デュオ部門にて最優秀現代曲賞受賞。ルーマニア国際音楽コンクールにてグランプリ(全部門最優秀賞)受賞。Music Dialogue デュオ・プロジェクトにて最優秀賞。月見の里室内楽アカデミー講師。 日本、フランスを中心に各地でコンサートマスター、首席奏者として客演。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』挿入音楽にてソロ演奏を務める。 玉井菜採、田中千香士、ジェラール・プーレ、ボリス・ガルリツキー、室内楽を上田晴子の各氏に師事。ヴィルタス・クヮルテットメンバー。
安達真理
桐朋学園大学卒業、ウィーン国立音楽大学室内楽科を経てローザンヌ高等音楽院ソリスト修士課程修了と国内外で研鑽を積み、2013年よりインスブルック交響楽団副首席奏者を2年間務め、現在日本フィルハーモニー交響楽団ヴィオラ客演首席奏者。ソリスト、室内楽奏者としても様々な領域で活躍している。
アミティ・カルテットとして2022年よりバルトークの弦楽四重奏曲全曲演奏会チクルス、DSCH弦楽四重奏団としてショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲演奏会チクルスを開始。 録音作品は「Winterreise」、「J.S.バッハ 組曲&パルティータ」、「MY DEAR」をリリース。
オフィシャルサイト https://www.mariadachi.com
西谷牧人
奈良県出身。東京藝術大学及び同大学院、米国インディアナ大学を修了。兵庫芸術文化センター管弦楽団、東京交響楽団首席チェロ奏者、東京藝術大学非常勤講師を歴任。2013年度青山音楽賞受賞。これまでに河野文昭、堤剛、ヤーノシュ・シュタルケルの各氏に師事。オーケストラの他に大谷康子弦楽四重奏団、東京グランドソロイスツ、霧島国際音楽祭、テレビ朝日「題名のない音楽会」など多数出演。ジャンルを超えて多岐にわたる演奏活動を行なっている。自作自演弦楽ユニット「清水西谷」、弦楽アンサンブル「石田組」、トリオ・ジャパン各メンバー。2024年より愛知県立芸術大学准教授を務める。
【二十四氣プログラムノート】
平野一郎 作曲:
二十四氣
NIJÛSHI-KI (THE 24 SOLAR TERMS)
(2019)
[just 60min.]
この作品は、2019年6月大阪府大東市にて行われた公演『時ノ祀リ2019』の為に書き下ろした作品である。なおこの時は《四季の四部作》との組み合わせ上演であったため、《二十四氣》単独ではこの度の京都&東京2公演が世界初演となる。想えば遡ること十数年前ヴィヴァルディ《四季》への東からの応答として二十四節気をテーマとする弦楽合奏曲の構想を抱きはじめたが、2011年3月にわかに『時ノ祀リ』計画へと発展したのだった。二十四節気は、古代中国に発し古代日本に導入された暦法で、永の歳月を経て本邦に定着した。ここでは天文上の二十四節を予め与えられた規範としてなぞるのではなく、わが風土が育み纏った相異なる24の氣(エトスあるいはアウラ)として再発見する為の、いわば音による”本朝甘四氣“。曲は、四季二十四氣七十二候に対応する4部24楽章72区分からなる。顕に幽に72の兆しを伴う24楽章はそれぞれ極小の小品であり、6曲毎の春夏秋冬4組曲であり、始まりと終わりがウロボロスのように繋がった単一の音楽でもある。弦楽四重奏とその四奏者は天の秩序Cosmosを司る四方の神であり、同時に、地の渾沌Chaosに掻き・耕し・祈る四界の人である。
(平野一郎)
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Event Venue & Nearby Stays
東京文化会館 小ホール, 上野公園5-45,Taito,Tokyo,Japan
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